席譲った乗客に最大1万ドル提供
デルタ航空、定員超過で破格の補償
2017年4月15日
![]() |
| © Erasmus Wolff |
シカゴで離陸前のユナイテッド航空機から男性乗客が引きずり出され、大けがをした問題を受け、AP通信は4月14日、デルタ航空が定員超過となった便で席を譲った乗客に、最大約1万ドル (約110万円) の補償を提供する許可を従業員に出したと報じた。
定員超過として男性を強制的に連れ出したユナイテッド航空やシカゴ当局への批判が強まっている。
デルタ航空はこうした騒動を避け、ライバルであるユナイテッド航空との対応の違いをアピールする狙いがありそうだ。
APが入手したデルタ航空の内部文書によると、提示できる補償金の額は従業員の職位によって異なり、空港のゲートに配置された係員は最大800ドルから2,000ドルに、管理職の場合は1,350ドルから9,950ドルにそれぞれ引き上げるという。
米政府の資料などによると、2015、16年にデルタ航空が席を譲った乗客に支払った補償金の平均は1,118ドル。
ユナイテッド航空は平均565ドルだった。
一方、NY市や近郊の空港を管轄する警察の幹部は4月13日、航空便の定員超過などで航空会社から要請があったとしても、乗客を連れ出すための協力には原則応じないと表明した。
(2017年5月1日号掲載)
