Sunday, 29 March 2026

大統領選後もクリントン氏追及の構え

大統領選後もクリントン氏追及の構え

共和党、将来の選挙にメール疑惑を攻撃

2016年11月1日


クリントン氏の私用メール問題を巡る報道に民主・共和両党の攻防が激化し、沈静化の兆しが見えない。

大統領選挙後も共和党は疑惑追及を続ける構えだ。

下院の監視・政府改革委員会のチェイフェッツ委員長 (共和) は大統領選挙の直前、米紙に「政権1日目を迎える前から、クリントン氏追及の材料は山積みだ」と指摘、「クリントン政権」の監視を強めると語った。

大統領選と同時実施の上下両院選では、民主党が2年ぶりの上院の過半数奪還を窺 (うかが) う勢いだが、下院は共和党が過半数を維持する公算が大きい。

その場合、次期大統領は政権1期目から両院で多数派が異なる「ねじれ議会」に直面する異例の議会対応を迫られる。

米連邦捜査局 (FBI) による捜査対象のメールは約65万通に上り、捜査には数か月を要する見通し。

共和党関係者は2年後の中間選挙、4年後の大統領選を見据え「攻撃の機会は潤沢にある」と主張する。

共和党は「クリントン財団」 の大口献金者への便宜供与疑惑や、クリントン氏が国務長官時にリビアで起きた米領事館襲撃事件での不適切な情報管理を裏付けるメールが含まれていないか、手ぐすね引いて待ち構えている。


(2016年11月16日号掲載)