新聞大手の社名変更、デジタル事業に軸足
TRONC、サンディエゴ・UT紙の親会社
2016年6月3日
有力紙のロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなどを抱える新聞大手トリビューン・パブリッシングは6月2日、社名を6月20日に「TRONC (トロンク)」 に変えると発表した。
トロンクは「トリビューン・オンライン・コンテント」の略称。
インターネットを通じた記事などの配信を重視し、人工知能 (AI) を活用しながらそれぞれの読者に合った情報提供を強化する方針だ。
同社は業績不振に陥っており、全国紙USAトゥデーなどを発行する新聞・出版大手ガネットから買収提案を受けたものの拒否。
社名変更を含めた改革により、自社で企業価値向上を目指す姿勢を鮮明にする狙いがありそうだ。
株式の上場先もニューヨーク証券取引所からハイテク株主体のナスダック市場へ変更する。
トリビューン・パブリッシングは昨年5月、ロサンゼルス・タイムズとの併合という形で、147年の歴史をもつサンディエゴの日刊紙 サンディエゴ・ユニオン=トリビューンを買収している。
(2016年6月16日号掲載)