安保条約基盤に「中国攻撃なら尖閣防衛」
ハリス米太平洋軍司令官、軍事介入言明
2016年1月28日
ハリー・B・ハリス Jr. 米太平洋軍司令官は1月27日、ワシントン D.C. で講演し、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について「中国からの攻撃があれば、われわれは必ず (日米安全保障条約に基づいて) 防衛する」と述べ、米軍の軍事介入を言明した。
米国は尖閣諸島についてこれまで、米側が日本の防衛義務を負う日米安保条約の適用範囲に含まれるとの立場を示している。
ハリス氏が今回、中国を名指ししたのは、軍事力増強への警戒感と牽 (けん) 制の意味合いがありそうだ。
ハリス氏は「尖閣諸島の主権について米国は特定の立場を取らない」と従来の見解を繰り返した。
警備当局による衝突が、当該国の軍事行動、米国の関与へと徐々にエスカレートしていく事態を「懸念している」と述べた。
中国が南シナ海の南沙 (英語名:スプラトリー) 諸島で滑走路を建設したファイアリクロス (中国名:永暑) 礁に関しては、「明らかに軍事拠点化しているか、軍事支援できるように整備されている」と指摘。
中国が埋め立てた人工島付近を米艦船が航行する「航行の自由」作戦を継続する意向も重ねて表明した。
(2016年2月16日号掲載)