Tuesday, 31 March 2026

E3開幕、SCEが「PS4」の新作ソフト投入

E3開幕、SCEが「PS4」の新作ソフト投入

マイクロソフトは「Xbox360」の買い替えを促す対抗策

2015年6月16日


ps4 e3
© oneinchpunch

ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) が家庭用ゲーム機の世界販売台数で独走する「プレイステーション (PS) 4」向けに新作ソフトウエアを積極投入する方針を示した。

業績不振の親会社ソニーは3年ぶりの黒字化を目指し、ゲームを業績回復の「切り札」にする戦略だ。

「最高のゲーム体験を味わえる大型作品を次々と届けていく」。

ロサンゼルスで行われる世界最大級のゲーム展示会「E3」の開幕を控えた6月15日、SCEのハウス社長が自信満々に語った。

PS4向けにスクウェア・エニックスの暗殺者を題材にしたゲーム「ヒットマン」の新作や、かつて社会現象になったカプコンの格闘ゲームシリーズの最新作「ストリートファイター5」などを発売すると発表。

巨大スクリーンにはゲーム画面が映し出された。

手軽さを武器に急速に普及するスマートフォン向けのゲームとすみ分けようと、2013年11月から順次売り出されたPS4は、ゲーム愛好家向けの精密な画面と臨場感を売りにした対応ソフトで売り上げを伸ばしてきた。

ゲーム情報サイトのVGチャーツによると、累計実売台数は今年5月中旬で約2270万台に上り、新型ゲーム機でライバルのマイクロソフト (MS)「XboxOne (エックスボックスワン)」の約1260万台、任天堂の「Wii U (ウィー・ユー)」の約970万台を大きく引き離している。

ソニーは2015年3月期まで、2年連続で1200億円を超す純損失を計上した。

2016年3月期の黒字転換を目指す中、ゲーム関連が業績を下支えすると見込み、PS4は前期より120万台多い1600万台の販売を狙う。

一方、MSも巻き返しに懸命だ。

旧世代機「Xbox360」の所有者に買い替えを促そうと、360の対応ゲームソフトをエックスボックスワンでも遊べるようにすると発表した。


(2015年7月1日号掲載)