Sunday, 05 April 2026

墜落の「スペースシップ2」 空中分解か

墜落の「スペースシップ2」 空中分解か

米運輸安全委員会、事故調査に1年要す

2014年11月4日

virgin galactic
© Steve Mann / shutterstock.com

カリフォルニア州で起きたヴァージン・ギャラクティックの宇宙船「スペースシップ2」 試験機の墜落事故で、米運輸安全委員会 (NTSB) は11月3日、死亡した飛行士の操縦ミスが原因という可能性を示唆した。

NTSBはモハーベ砂漠に散らばった機体の破片のほとんどを回収し、カメラ映像や遠隔データを解析中。

操縦ミスの可能性が浮上したことで、人為的ミスの分析に詳しい専門家を調査チームに加え全容解明を進める。

NTSBは、機体の尾部にあって大気圏突入時にブレーキのような役目を果たす「フェザー」 と呼ばれる2枚の翼が、ロケットエンジンによる加速中に起き上がったことで、異常な空気の力が機体にかかって破損し空中分解したとみており、パラシュートで脱出して重傷を負ったもう1人の飛行士の回復を待って、当時の状況について話を聴く。

最終報告までは1年を要しそうだ。

NTSBは過去にスペースシャトル事故の調査に参加したことはあるが、民間宇宙船の事故を調査するのは初めて。

ヴァージン社が目指す来年の民間宇宙旅行の実施は難しそうだ。

同社の創業者リチャード・ブランソン氏は1日、現地で記者会見を行い、民間宇宙旅行の実現にあらためて意欲を示した上で「予約している人が解約したい場合は費用を払い戻す」 と話した。


(2014年11月16日号掲載)