東部太平洋のクロマグロ漁獲量25%削減
漁業国メキシコ提案、資源管理で日本と対立
2014年10月31日
減少が目立つ太平洋クロマグロ漁場のうち、東部海域の漁獲量について、主要漁業国のメキシコが「2015年の総漁獲量を25%削減する」との資源保護策を国際機関に提出した。
日本は「重さ30キロ未満の未成魚の漁獲量を2015年以降に50%減らす」などと、メキシコ案より厳しい内容を提案しているが、メキシコは「日本の主なクロマグロ漁場である中西部海域の漁獲量削減が不十分」と主張。
「日本の提案はクロマグロに関する自国の権益確保が狙いだ」と反発している。
メキシコ案は「2015、2016年の総漁獲量を2010〜2012年レベルから25%削減する」 との内容で、漁獲枠は4,327トンとなる。
日本案では、2015年の未成魚の漁獲枠は1,744トンで 「成魚も1,438トンより増やさない」との努力目標があり、総漁獲量は3,182トン程度とメキシコ案よりかなり少ない。
中西部側の資源管理機関は9月、「2015年の未成魚の漁獲量を2002〜2004年の平均から50%減らす」との管理強化策で合意した。
だが、メキシコは「中西部の削減は2010~2012年と比べると、わずか6%にすぎない」と批判。
「東部の漁獲量は中西部に比べて少ない」 として、中西部で日本などの漁獲量を減らすことが重要だと指摘している。
(2014年11月16日号掲載)