家事をする「在宅お父さん」 米国で倍増
家庭内の役割に性差消える、貧困問題浮上
2014年6月14日
米調査機関ピュー・リサーチ・センターは6月初め、米国で18歳以下の子を持つ父親のうち、何らかの理由で家にとどまる父親がこの10年余りでほぼ倍増したとの調査結果を発表した。
同センターは、家族の世話をする父親が増えたことが長期的な増加傾向を支える最大の要因と指摘。
家庭内の役割に性差がなくなりつつある表れと分析している。
在宅の父親は1989年の約110万人から2012年には約200万人へと増えた。
1989年には病気や身体的障害が理由で家にいる父親の割合が56%と過半数を占めていたが、2012年には35%に減り、代わって 「家族の世話」 のため在宅を選ぶ父親が5%から21%に急増した。
短期的には景気が悪化すると在宅の父親が増える。
経済危機に見舞われた2007〜09年には職探しが困難になり、在宅の父親が大幅に増加。
父親が外で働きながら貧困状態にある家庭は8%だが、父親が家にいる家庭は47%が貧困状態にあるという。
同センターは4月、米国で18歳以下の子を持つ母親のうち、職を持たず家庭にとどまる割合が2012年に29%と、近年で最低だった1999年の23%から6ポイント増加したとする調査結果も発表している。