テネシー州、死刑に電気椅子の使用復活
制度に反対する製薬会社からの薬物入手困難
2014年5月24日
テネシー州のビル・ハスラム知事は5月23日までに、薬物が入手できず薬物注射による死刑執行が難しい場合、電気椅子の使用を復活させる法案に署名、法律が成立した。
米メディアによると、死刑囚が薬物注射と電気椅子を選択できる州はあるが、当局側が主体的に電気椅子を使えるのはテネシー州だけとしている。
米国の死刑は薬物注射が主流だが、死刑制度に反対する欧州の製薬会社からの薬物入手が困難になり、不足している状態。
独自の配合など試行錯誤を続けているが、ノウハウが不十分で薬物注射の際に苦しむケースが問題化している。
テネシー州議会は4月、電気椅子を認める法案を圧倒的多数で可決した。
州の有権者を対象にした最近の世論調査でも半数以上が電気椅子に賛成していた。
かつてはテネシー州も電気椅子と薬物注射の選択を認めていたが、2007年の執行を最後に電気椅子は使っていない。
テネシー州は今年10月、ベビーシッター中の7歳女児を殺害した罪に問われたビリー・イリック死刑囚の死刑執行を予定している。