トランプ氏、再選厳しい? 次期大統領選、早くも話題に
民主党有力者との対戦想定、有権者は共和党政権に落胆
2017年8月3日
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コネチカット州のキニピアック大が8月2日に発表した世論調査によると、トランプ大統領の支持率が過去最低の33%を記録し、不支持率も過去最高の61%となった。
大統領首席補佐官や広報部長が相次ぎ更迭されるなどホワイトハウスの混乱に有権者の嫌気は強まっているようだ。
与党共和党支持者の間では76%と依然支持が高いものの、トランプ氏の主要支持基盤である白人労働者層では支持率43%、不支持率50%と意見が分かれた。
トランプ氏の大統領としての資質を疑問視する有権者は圧倒的多数に上り、「トランプ氏が大統領であることが恥ずかしい」と回答したのは54%。
ツイッターをやめてほしいと答えたのは69%で過去最高となった。
トランプ氏の支持率が就任から半年で記録的な低空飛行を続ける中、早くも2020年の次期大統領選が話題になっている。
出馬を表明した人物はまだいないが、有権者は迷走する共和党政権に落胆しているようだ。
民主党側有力者との対戦を想定した世論調査では、トランプ氏に厳しい結果が出た。
世論調査会社パブリック・ポリシー・ポーリングが7月14~17日に実施した調査によると、民主党のバイデン前副大統領とトランプ氏の場合にどちらに投票するかを問う設問で、バイデン氏と答えた人は54%、トランプ氏は39%だった。
昨年の大統領選でクリントン氏と民主党の候補指名を争い、若者の熱狂的支持を集めたサンダース上院議員との一騎打ちの場合は、サンダース氏52%、トランプ氏39%。
バイデン氏やサンダース氏を選んだ人のうち、12~13%は昨年の大統領選でトランプ氏に投票していた有権者。
支持が民主党側に流れていると言えそうだ。
リベラル派の女性ウォーレン上院議員、若手黒人男性ブッカー上院議員、初のインド系女性上院議員のハリス氏を対抗馬に想定した場合でも、いずれもトランプ氏より7~1ポイント支持が高かった。
出馬の可能性があるとして注目されているフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者 (CEO) とトランプ氏とは40%ずつで互角だった。
ABC-TVなどの最近の調査では、トランプ氏の支持率は36%で就任後半年の大統領として戦後最低を記録した。
大統領としての支持率が戦後最低を記録したとはいえ、トランプ氏は意気盛んだ。
6月28日には早くも再選に向けた初の資金集めのイベントに出席。
AP通信によると、1,000万ドル (約11億円) を集めたとみられている。
(2017年8月16日号掲載)
