ハリケーン「ハービー」 の被害甚大、復興費10兆円規模か
トランプ大統領、私財100万ドル (約1億1,000万円) を寄付
2017年9月3日
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ホワイトハウスは8月31日、南部テキサス州などを直撃したハリケーン「ハービー」による洪水などで約10万棟の家屋が被害に遭ったと明らかにした。
米史上最悪の自然災害の一つとされる2005年のハリケーン「カトリーナ」の約1,100億ドル (約12兆円) に匹敵する恐れがあると伝えた。
トランプ政権は全体状況の把握を急ぎ、議会と復興予算の協議を行う方針だ。
連邦政府の債務残高は近く法律で定められた約20兆ドル (約2,200兆円) の上限に達する見通し。
厳しい財政事情の中、トランプ大統領は議会の協力を得ながら復興予算を捻出する必要に迫られている。
テキサス州の被害は750億ドル (約8兆3,000億円) に上るとの推計もあり、トランプ大統領は近く、復興に向けた予算措置を議会に求める。
トランプ氏は救援や復興のため、私財から100万ドル (約1億1,000万円) を寄付する意向という。
大統領は9月2日、被災地のテキサス州ヒューストンとルイジアナ州をメラニア夫人と共に相次いで訪れた。
ヒューストン市内のイベント会場に設置された避難所では、昼食用の支援物資などを手渡しで配ったほか、被災者らの求めに応じてスマートフォンでの自撮りの記念撮影に納まるなどした。
トランプ氏のテキサス入りは今回のハリケーン被害が出てから2度目。
前回訪問時は地元当局者らとの会談のみで、被災者との接触がなかったことが一部で批判されていた。
米メディアによると、避難所での被災者らの反応はおおむね好意的だったが、中には「仕事も家も失った。
トランプが何をしてくれるというのか」との不満の声も出たという。
その後訪れたヒューストン郊外の教会でトランプ氏は「皆さんの懸命な努力を称えたい」などと話し、連邦政府や地元当局の救援作業が上手くいっていると強調。
「(復興に) 2年、3年かかるとも言われるが、テキサスのことだから半年で成し遂げるだろう」などと気勢を上げた。
ペンス副大統領は8月31日、テキサス州ロックポートの被災地を訪れ、瓦礫 (がれき) の片付けを手伝うなどした。
ペンス氏は約311,000人が支援を求めて当局に登録したと記者団に明らかにし「議会による超党派の支援を期待する」と述べた。
ハリケーンによる洪水で石油精製施設の稼働停止が相次ぎ、燃料費の高騰が懸念されていることから、エネルギー省は31日、100万バレルの備蓄石油を放出した。
今後も放出する用意があるとしている。
(2017年9月16日号掲載)
