アマゾン、玩具店大手トイザラス直撃
ネット通販の拡大、破産法11条適用へ
2017年9月19日
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| © Faiz Zaki |
玩具販売大手トイザラスが9月18日、連邦破産法11条 (日本の民事再生法に相当) 適用を裁判所に申請した。
アマゾン・コムに代表されるインターネット通販の拡大などが「玩具店の巨人」の経営を直撃し、破綻に追い込んだ。
1990年代初め、小売業最大手ウォルマート・ストアーズが客寄せのために玩具の安売り攻勢に出たことで、トイザラスは打撃を受けた。
さらに1995年に事業を開始したネット通販アマゾンの登場で、玩具の店舗での販売は時代遅れになった。
店舗に足を運ぶ必要がなく、携帯端末などを通じて手軽に商品を購入できるアマゾンなどのネット通販は米消費者に受け入れられ、トイザラスの顧客を奪う結果となった。
トイザラスはアマゾンに対抗するためネット通販事業を強化しようとしたが、抱える長期債務は約50億ドルに上り、十分な投資ができない状態だった。
トイザラスのブランドン最高経営責任者 (CEO) は破産法の手続きで財務の柔軟性が増せば、事業への投資で店舗とネット通販のサービスを向上できると強調したが、経営破綻でブランドイメージが傷つくのは避けられず、年末商戦でも顧客離れが進む恐れもある。
経営再建の先行きは見通せない。
(2017年10月1日号掲載)
