主要ポストに目立つ白人男性と資産家
次期政権閣僚級17人、資産合計1兆円超
2016年12月17日
トランプ次期大統領による閣僚の人選はほぼ終了した。
主要ポストは白人男性がほとんど独占。
富裕層も目立ち、次期政権がマイノリティーや女性の意見を尊重し、低所得者に目配りした政策を行うつもりがあるのか、疑問視する声が出ている。
メディアによると、トランプ氏を除く閣僚級17人の資産は少なくとも計95億ドル (約1兆1200億円)。
米国の貧困層や低所得者層の4300万世帯分の合計資産に匹敵するという。
国務、国防、司法、財務という最も影響力がある4つの長官ポストは全て白人男性が占めた。
トランプ氏は黒人の元神経外科医カーソン氏を住宅都市開発長官に、台湾出身の女性チャオ氏を運輸長官に起用するなど、少数派や女性に配慮する姿勢をある程度は見せた。
しかし、NY・タイムズ紙は、閣僚や閣僚級の17人のうち14人が白人で、白人のうち12人を男性が占め、バランスを欠くと指摘。
黒人初の大統領だったオバマ氏は積極的に女性やマイノリティーを政権に登用し、多様性に配慮。
ブッシュ前大統領はクリントン元大統領よりも少数派を重用した。
政治評論家は「トランプ氏の価値観や考え方を反映している」 として、弱者に配慮する政策が取れるのかを懸念している。
(2017年1月1日号掲載)