火星有人宇宙船、2022年に初飛行目指す
100人乗り/120メートル超の 「スペースX」
2016年9月28日
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火星への入植構想をもつ宇宙ベンチャー、スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者 (CEO) は9月27日、開発中の有人火星宇宙船の概要を発表した。
100人以上が乗れる長さ約50メートルの大型宇宙船で、打ち上げロケットと合わせると全長120メートルを超える。
早ければ2022年の火星への初飛行を目指す。
新型輸送機は2段構成で、1段目ロケットの上に宇宙船を載せる。
燃料にメタンガスを使い、宇宙空間や火星表面でも燃料補給ができる点が特徴だ。
輸送機は炭素繊維素材で軽量化。
1段目ロケットには同社が開発中のラプターエンジン42基、宇宙船にも9基を搭載し、いずれも再利用する。
火星への旅はまず、宇宙船を地球の周りを回る軌道に入れる。
途中で切り離した1段目は地上に戻し、燃料タンクを載せて再度打ち上げて、軌道上で宇宙船の燃料を補給。
エンジンで航行し、平均115日で火星に到着すると逆噴射で着陸する。
火星にある資源を利用してメタンガスを作り、火星から地球に戻る際の燃料とするという。
CEOは「木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドスへの旅も視野に入れている」と語った。
(2016年10月16日号掲載)
