米・中企業の合弁解消、計画遅延が理由
ロサンゼルス - ラスベガス間の高速鉄道
2016年6月9日
ロサンゼルス-ラスベガス間の高速鉄道建設を中国企業と合弁で計画していた米企業エクスプレスウエストは6月8日、中国企業との合弁を解消し、別の協力相手を探すと発表した。
エクスプレス社は中国企業側の計画遅延を合弁解消の主な理由としている。
国家戦略として高速鉄道の海外進出を進めている中国にとって痛手になりそうだ。
昨年9月、エクスプレス社と中国の鉄道大手、中国鉄道総公司を中心とする中国企業連合との合弁設立が明らかになっていた。
今年9月にも着工する見通しだった。
新華社電によると、中国企業側の幹部はエクスプレス社の発表を「突然で無責任だ」と批判した。
同路線は、東海道新幹線を運行しているJR東海も受注を目指していたが、昨年9月の習近平国家主席の訪米直前に米中合弁が決まった。
中国側は「中国の鉄道輸出戦略にとって大きな意義がある」(共産党幹部)と評価していた。
中国は日本の新幹線と海外で激しい受注競争を繰り広げており、インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画は日本を破って昨年受注した。
ただ、インドネシア運輸省の認可取得に手間取るなど難航している。
*写真はイメージ
(2016年7月1日号掲載)