Thursday, 26 March 2026

ミシガン州で水道水汚染、健康被害続出

ミシガン州で水道水汚染、健康被害続出

人種差別批判も、大統領が非常事態宣言

2016年1月24日


water-pollutionミシガン州フリント市で、鉛に汚染された水道水を飲んだ住民に健康被害が相次いでいる。

オバマ大統領は非常事態宣言を出し、州兵も出動してペットボトルの水の提供を始めたが、ミシガン州当局の初動の遅れが問題化。

黒人住民が過半数を占め、人種差別が背景にあるとの批判も上がる。

財政難に陥り、州から緊急財政管理人の派遣を受けていたフリント市は、経費削減の一環で2014年、水道水の水源を地元のフリント川に変更。

その後、異臭や発疹、抜け毛といった訴えが相次いだ。

州当局は安全性に問題はないとしていたが、子供らの血液から高濃度の鉛が検出されたことを受けて昨年10月、水源を元に戻した。

だが、水道水の汚染は続いており、一時使用していたフリント川の水は腐食性が高いため、水道管に含まれた鉛が溶け出した疑いが強まった。

地元選出の下院議員は、人種構成が「フリントで起きたことの唯一で最大の決定要因だ」と批判。

スナイダー州知事は全面否定しつつ、対応の不手際について謝罪し、緊急対応に約2850万ドル (約34億円) の拠出をミネソタ州議会に要請している。


(2016年2月16日号掲載)