グーグル vs. アップル、覇権争い激化
ソフトウエアとハードウエア、異なる特色
2016年2月5日
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グーグルの株式時価総額が2月1日の時間外取引で一時、アップルを上回った。
グーグルはインターネット検索に使う閲覧ソフト (ブラウザ) など 「ソフトウエア」を強みとするのに対し、アップルはスマートフォンをはじめ「ハードウエア」 で消費者を引き付ける。
異なる特色を持つ IT 2強の覇権争いが激化している。
グーグルはブラウザー「クローム」や「アンドロイド」など、スマホ向けソフトを武器に利用者に食い込んできた。
2015年10~12月期決算で初めて開示した自動運転車など次世代技術は大幅な赤字だった。
にもかかわらず、赤字の程度が明確になったと投資家の間で安心感が広がり、株価は上昇した。
対するアップルの株価は冴えない。
昨年4月に腕時計型端末「アップルウオッチ」を発売。
同9月にはスマホ 「iPhone (アイフォーン)」の新モデルを出したが、代わり映えせず販売が振るわない。
巻き返しを狙い、その後に続くモデルは小画面化で品揃えが増えると米メディアは盛んに報じている。
競い合う両社が手を結ぶ局面もある。
アップルの端末にグーグル検索を載せるため、グーグルが2014年に約10億ドル (約1200億円) を支払っていたとされる。
それぞれの強みがハードとソフトで棲み分け可能なだけに、共栄共存の道もありそうだ。
(2016年2月16日号掲載)
