黒人高校生引きずり倒し、白人警察官免職
教員の指示に従わぬ生徒、ネットで映像公開
2015年10月29日
サウスカロライナ州の警察は10月28日、同州リッチランド郡で、教員の指示に従わなかった黒人の女子高校生 (16) を強引に引きずり倒したとして白人警察官を免職にした。
別の生徒が撮影していた映像がインターネット上で公開され、免職を求める声が出ていた。
米メディアによると、高校生は数学の授業中、メールのやり取りをしていた携帯電話を渡すよう教員に指示されたが従わなかった。
学校に配置されている警察官が教室に行き、椅子ごと持ち上げてひっくり返した。
高校生側は負傷したと主張している。
警察幹部は引き倒した方法を「受け入れがたい」と批判した。
当局は人種差別に当たる違法行為がなかったか、FBIを通じて捜査している。
リッチランド郡の黒人生徒保護者会は「(ビデオに撮影された現実は) この地区でアフリカ系米人の保護者が長年経験してきた事実を物語るもの」との声明を出した。
米国では銃乱射事件などに備え、学校への警察官配置は珍しくない。
白人警察官が黒人を死亡させる事件が相次ぎ、黒人側の不満が高まっている。
(2015年11月16日号掲載)