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SF市議会、慰安婦碑の建設決議を採択

SF市議会、慰安婦碑の建設決議を採択

日系人の反発を想定、人身売買も批判対象に

2015年9月23日


comfort-womenサンフランシスコ市議会は9月22日、旧日本軍の従軍慰安婦の碑建設を市当局などに促す決議案を全会一致で採択した (*写真)。

議場には中国や韓国系の住民らが詰め掛け、採択されると一斉に立ち上がって喜んだ。

決議は、大半の歴史家によって推定20万人の女性や少女が旧日本軍に連行されたと判断されていると指摘した。

今月開かれた公聴会には韓国人の元慰安婦も出席し、採択を後押しした。

決議には日系人側が反対したため、世界で続けられている人身売買を批判する文言を盛り込み、批判の対象を広げた。

日系人社会の有力者ベン・ナカジョウさんは「文言はややましになったが、誤った碑が作られないよう活動を続ける」と語った。

サンフランシスコ市には中国系や韓国系の住民が多い。

菅義偉 (すが・よしひで) 官房長官はサンフランシスコ市議会の「従軍慰安婦碑」建設決議を全会一致で採択したことに不快感を示した。

「日本政府の考え方や、これまでの取り組みと相いれない内容で、極めて残念だ」と述べた。

同時に「慰安婦問題を政治、外交問題とすべきではない。

客観的事実に基づく正しい歴史認識が形成されるよう、日本の基本的な考え方などを引き続き戦略的に発信していく」と強調した。


(2015年10月16日号掲載)