女性用バイアグラとしての新薬、FDA認可
性的欲求低下障害の治療薬では米国初
2015年8月19日
米食品医薬品局 (FDA) は8月18日、女性の性的欲求低下障害の治療薬で「女性用バイアグラ」とも呼ばれる新薬フリバンセリン (商品名 = アディ) を処方薬として認可したと発表した。
FDAによると、同障害の治療薬としては男性、女性用を通じて初の認可となる。
女性の1割は同障害に悩んでいるとの調査結果もあり、認可推進派は「女性の性に関する健康にとって大きな前進」と歓迎している。
アルコールを摂取する人には血圧の大幅な低下や失神など深刻な副作用が出る恐れがあり、医療関係者や認可薬局による厳格な処方が条件となる。
薬の販売権を持つスプラウト・ファーマシューティカルズ社 (本社:ノースカロライナ州ローリー) は、10月中旬から発売可能になるとしているが、価格などは公表していない。
米メディアによると、性的不能治療薬のバイアグラが男性器の血流に働き掛けるのと異なり、フリバンセリンは脳に作用。
神経伝達物質ドーパミンなどのバランスを変えることで効果をもたらす。
理論的には男性に有効である可能性もあるが、スプラウト社は今回認可対象外となった閉経後の女性への処方や、米国外での認可取得への取り組みを優先させるとしている。
(2015年9月1日号掲載)