グーグルが家電向け新OS「ブリロ」 発表
“つながる機器”開発合戦、覇権争い激化
2015年5月29日
IT大手グーグルは5月28日、家電など多様な機器をスマートフォンで操作するための新しい基本ソフト (OS) 「ブリロ」を発表した。
あらゆる機器をインターネットにつなぐ「モノのインターネット (IoT)」と呼ばれる分野に対応。
アップルも同分野での戦略を加速しており、IT大手の覇権争いが激しさを増してきた。
ブリロは7~9月期に開発者向け試験版の配布を開始。
その後、早期の実用化を目指すとみられる。
さまざまな企業が販売する家電や生活用品などに新OSを幅広く使ってもらい、この分野での主導権を握りたい考えだ。
グーグルは同日、スマホなどに向けた最新OS 「アンドロイドM」 も公開。
指紋認証機能を導入してセキュリティーを強化し、新たな決済機能「アンドロイド・ペイ」も追加した。
一方のアップルは、スマホ「iPhone (アイフォーン)」などに搭載するOS内に、家電や住宅設備を操作できる機能 「ホームキット」 を既に追加。
この機能に対応した他社製品が6月以降、順次発売される予定という。
アップルの広報担当者は「数十に上る企業が対応製品の準備をしている」と明かした。
また、スマホと家電に強いサムスン電子は、2017年までに自社製品の90%をネット接続可能にする方針だ。
(2015年6月16日号掲載)