暗闇の森、血まみれで1キロ以上歩く
小型機墜落事故で1人生還の7歳少女
2015年1月4日
ケンタッキー州で1月2日夜、小型機が墜落し4人が死亡した事故で、ただ1人助かった7歳の少女が、血まみれになりながら裸足 (はだし) で暗い森を歩き、1キロ以上離れた民家に駆け込んで救援を求めていたことが大きな話題になっている。
米メディアによると、少女はセイラー・ガッツラーちゃん。
行楽のため家族で訪れていたフロリダ州から、父親のマーティーさん (48) が操縦する小型機で自宅のあるイリノイ州に戻るところだった。
同機は航空管制にエンジントラブルを報告後、森に墜落した。
少女は家族を起こそうとしたが諦めて機体を離れ、真っ暗な森を歩き続け、灯りを頼りに民家にたどり着いてドアをノックした。
民家の男性 (71) がドアを開けると、セイラーちゃんは鼻も腕も脚も血まみれで、靴下を片方だけ履いて震えながら泣いていた。
「飛行機が墜落して逆さまになって、お母さんもお父さんも死んじゃった」と話したため、男性は救急当局に通報したが、マーティーさんや母キンバリーさん (46)、姉 (9) といとこの計4人は死亡が確認された。
セイラーちゃんは手首を骨折したものの命に別条はなく、親族に引き取られた。
米メディアはセイラーちゃんの生還を「奇跡の生存者」「勇敢な少女」などと大々的に報じた。
(2015年1月16日号掲載)