2021年6月1日
2020年 (昨年) は米西部で続く山火事の影響を受け、カリフォルニア州は過去最大の火災規模を記録し、大気汚染が深刻化した。
2021年は夏~秋の火災シーズンが到来する前から、多くの専門家が米西部の延焼面積が昨年以上になる恐れがあると警鐘を鳴らしている。
AP通信が伝えた。
UCLAの気候・火災学者パーク・ウィリアムズ氏によると、西部の土壌は1895年以降で最も乾燥しており、火災の原因となる植物が広範囲で枯れているという。
特に、南西部ではジュニパー (杜松=ネズ=ヒノキ科) などの燃えやすい針葉樹が群生していることから、発火しやすい状態になっている。
アリゾナ州のプレスコット国有林・ココニーノ国有林管理局の森林火災地域管理官ブライアン・スタインハート氏は、その危険度を「まるでガソリンがそこにあるようなもの」と話す。
米国海洋大気庁 (NOAA) は、ロッキー山脈以西の地域で4月の降雨量が史上2番目に少なかったと発表した。
サンディエゴ郡の平均気温と乾燥度も年々上昇しており、山火事と煤煙被害のリスクが高まっている。
郡内で発生する山火事の誘因となるのは、秋~初冬にかけて山間部から南CA一帯に吹き込む強い熱風「サンタアナ」。
2003年と2007年には都市部まで延焼が拡大して甚大な被害を出している。
(2021年6月16号掲載)