米株価最高値、市場楽観にも警戒感
ブラックマンデーから30年のNYSE
2017年10月20日
![]() |
1987年の世界同時株安の引き金となったNY市場の株価暴落「ブラックマンデー (暗黒の月曜日)」から10月19日で30年を迎えた。
米株価は連日の最高値更新を続けている。
市場に楽観論が広がるが、世界的な金融危機は約10年ごとに繰り返されており、株高は「市場の慢心」 との警戒感も。
30年前の10月19日月曜日。
ダウ工業株30種平均は前週末の2,246ドルから508ドル値下がりし、下落率は22.6%に達した。
当時は米国の貿易と財政の「双子の赤字」が拡大し、ドル安が進んでインフレ懸念が強まるなど投資家の間に先行きへの懸念が広がっていた。
日本にも影響し、1990年代初頭のバブル崩壊や長期停滞を経験することに。
市場の混乱が実体経済を危機に陥れる例は多い。
ブラックマンデーの語源となったのは、世界恐慌のきっかけとなった1929年10月のNY市場での株価暴落「ブラックサーズデー (暗黒の木曜日)」。
世界経済は1997年にアジア通貨危機による同時株安を経験。
2008年9月にはリーマン・ショックが市場を激震させ、世界的な金融危機を招いた。
各国は財政出動や金融緩和で経済を下支えし、今では株価も回復しているが、慢心への警鐘を鳴らす動きもある。
(2017年11月1日号掲載)
