Thursday, 02 April 2026

追加利上げ見送り、6月に引き上げかニュース

追加利上げ見送り、6月に引き上げか

FRB決定、経済減速は “一時的” と分析

2017年5月2日

連邦準備制度理事会 (FRB) は5月上旬の連邦公開市場委員会 (FOMC) で追加利上げの見送りを決めた。

このところの米経済には軟調さが目立つものの、FOMC終了後に公表された声明は、米経済の減速は「一時的」と分析。

緩やかに利上げを続ける姿勢も維持した。

市場ではFRBは次回6月の会合で利上げに踏み切るとの見方が多い。

主要政策金利のフェデラルファンド (FF) レートの誘導目標を0.75~1.00%に据え置いた。

トランプ政権が掲げる大型減税や巨額のインフラ投資など景気刺激策は、実現に向けた具体的な道筋が不透明な状態が続いている。

最近の雇用や物価などの指標には軟調さも目立つことから、利上げはいったん見送り、状況を見極めることにしたとみられる。

声明は、経済が減速する中でも、雇用は引き締まった状況が続いているとの見方を示し、個人消費を支える経済の基調は底堅いとした。

FRBは米国債など保有資産の規模圧縮を、危機対応の政策脱却に向けた次の一歩と位置づけている。

市場の一部では開始時期に関する言及があるとの見方も出ていたが、FOMC声明は「既存方針を維持する」 と従来の表現を変えなかった。


(2017年6月1日号掲載)