Saturday, 28 March 2026

クリントン氏に新たな疑惑

クリントン氏に新たな疑惑

直系団体が国務省に口利き

2016年8月12日


大統領選の民主党候補クリントン氏が一族で運営する慈善団体「クリントン財団」 の幹部が、大口献金者らのために国務省に口利きをした疑惑が持ち上がった。

保守系市民団体が同省に情報公開請求して8月11日までに判明。

さらに追及する構えでクリントン氏は新たな問題を抱えた。

疑惑は、クリントン氏が国務長官に在任していた当時、財団側が大口献金者の利益のために、クリントン氏側近や国務省に同省幹部との面会や職の世話を働きかけていたというもの。

2009年4月には、財団幹部が側近らにメールを送り、ナイジェリア系の富豪で同財団に多額の寄付をしている人物が国務省高官に会えるよう依頼したなどとされる。

メールを入手した市民団体は、クリントン氏が長官在任中は財団の業務に関与しないとした誓約に反し 「不適切だ」と批判。

CNNは財団と国務省の関係が「なれ合い」だったのではないかと問題視した。

共和党のトランプ候補も「口利きには大口献金が必要なのだろう」 と皮肉り「違法だ」 と切り込んだ。

クリントン陣営は口利きへのクリントン氏本人の関与を否定。

国務省のトルドー報道部長も記者会見で「不適切だとは考えていない」 と擁護した。


(2016年9月1日号掲載)