Friday, 27 March 2026

東京ガス、シェールガス事業に参画

東京ガス、シェールガス事業に参画

権益の一部取得や設備投資に80億円

2016年6月21日


東京ガスは6月21日、テキサス州で開発が進むシェールガス事業に参画したと発表した。

ガス田権益の一部取得や設備投資に最大約80億円を投じる。

資源安により権益の取得価格が低下していることから、投資額を抑え優良な権益を取得し、将来的な利益確保を狙う。

シェールガス事業をめぐり、資源価格の下落が響き、エネルギー関連企業や商社が資産、事業の価値を引き下げる「減損処理」 で多額の損失を計上。

東京ガスも2015、2016年3月期連結決算で計300億円超の損失を出した。

今後、同社のように資源安を好機に投資に踏み切る動きが広がりそうだ。

東京ガスが参画したのはテキサス州にある 「イーグルフォード」 と呼ばれるガス田の開発事業。

子会社を通じて現地企業から権益の25%を取得。

ガス生産の持ち分は液化天然ガス (LNG) に換算すると年間約20万トンで、20年間程度生産できる。

米国内で販売するが、将来的に日本への輸出も検討する。

東京ガスは既にテキサス州とカナダにシェールガス事業の権益を持っており、北米で3か所目。

担当者は「ガス価格の下落で、コスト競争力がある事業しか生き残れない。今後も優良な案件を探したい」と説明した。


(2016年7月16日号掲載)