2度脱獄の麻薬王、メキシコ北西部で拘束
シナロア・カルテルの最高幹部グスマン受刑者
2016年1月9日
メキシコ海軍は1月8日未明、刑務所から2度脱獄したメキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」の最高幹部ホアキン・グスマン受刑者をシナロア州ロスモチスで拘束した。
再度の脱獄を許すという失態を犯したメキシコ治安当局は名誉を挽回した形だ。
メキシコのペニャニエト大統領はツイッターで 「任務完了。彼 (グスマン受刑者) を拘束した」 とつぶやいた。
海軍はロスモチスの住民から「武装した男らがいる住居がある」との情報を受け、グスマン受刑者の居場所を突き止めた。
銃撃戦となり、一緒にいた5人が死亡、他に複数が拘束された。
グスマン受刑者は2001年1月、8年間収監されていた刑務所を洗濯かごに隠れて脱獄。
2014年2月に拘束されたが、2015年7月、同国最高の警備体制を持つメキシコ市郊外の刑務所から再び逃走した。
協力者が地下にトンネルを掘っていた。
メキシコ当局は10日、同受刑者について、米国への身柄引き渡し手続きに正式に着手したと発表。
グスマン受刑者は殺人や麻薬密輸など米国内でも複数の罪に問われており、メキシコの刑務所ではまた脱獄する恐れがあるとして、米司法当局が身柄の引き渡しを求めていた。
(2016年2月1日号掲載)