世界最大の家電見本市「CES」、ラスベガスで開幕
人員輸送用の大型「ドローン」 登場、来場者の注目集める
2016年1月7日
世界最大の家電見本市「CES」が1月6日、ラスベガスで開幕した。
注目が集まる無人機「ドローン」 の展示は昨年から大幅に拡大し、30社近くが出展。
人員輸送型の大型機も登場するなど、展示内容も多様化した。
大都市での渋滞回避を目指して人員輸送型ドローンを初出展したのは、中国のEHANG (広州億航智能技術)。
小型ヘリコプターほどの機体に操縦桿 (かん) はなく、搭乗してタッチパネルに行き先を入力するだけで目的地まで全自動で移動する (*写真右)。
共同創業者の熊逸放氏は「今後10~20年で、人類は間違いなく今より空を飛んでいる」と予想。
僻 (へき) 地からの移動や救急搬送などの用途も視野に入れている。
2014年の創業以来、すでに投資家から5千万ドル (約59億円) 超の資金集めにも成功した。
米フライモーション・アンマンド・システムズ社は、小型バンを改造したドローンの飛行基地を発表。
車内のモニターを見ながら複数のドローンを操縦し、犯罪警戒や重要施設の監視に役立てる。
特殊部隊出身で創業者のライアン・イングリッシュ氏は「政府機関への納入も始まった」と話した。
韓国のバイロボット社はドローン同士の空中戦ができる商品を展示した。
相手の機体から照射されるレーザーが当たると、光りながら振動。
複数回受けると墜落する。
会場ではほかに、潜水艦やボート型のドローンなども展示された。
このほか、米マイクロソフトやソニーがゴーグル型端末を発表して注目度が増している仮想現実 (VR) のブースも会場の一角を占めた。
米フェイスブック傘下のオキュラスVR社の前には端末を視聴しようと来場者が長い列をつくった。
一方、インターネット動画配信大手 「ネットフリックス」 首脳は基調講演し、従来約60か国だった配信地域を約190か国に増やしたと報告した。
(2016年1月16日号掲載)