オクラホマ州死刑囚への執行、直前に停止
物的証拠がなく無罪主張、米メディア関心
2015年9月17日
オクラホマ州の裁判所は9月16日、同日午後3時 (中部標準時) に予定していたリチャード・グロシプ死刑囚 (52) の死刑執行の一時停止を決めた。
執行予定時間の3時間前に発表。
物的証拠がなく被告は無罪を主張しており、死刑の妥当性をめぐり米メディアが高い関心を示していた。
死刑が延期されるケースはしばしばあるが、直前になって決まることは珍しい。
執行は2週間後に延期され、裁判所は「弁護士が出した新証拠を再検討する」と説明した。
停止権限のあるファリン州知事は判断を覆す証拠ではないとしていた。
グロシプ死刑囚は1997年、勤めていたオクラホマシティにあるモーテルのオーナーを同僚に殺害させたとして1998年に死刑判決を受けた。
その後、再審理されるなど曲折を経た。
オクラホマ州は昨年、薬物注射での死刑執行の際、薬物の不適切な調合で死刑囚が絶命するまで通常より長く苦しませた。
グロシプ死刑囚は憲法が禁じる残虐な死刑に当たると主張したが、連邦最高裁は6月、合憲判断を示した。
死刑囚は執行前夜、上限25ドル (約3,000円) で好きな食べ物を注文できる。
グロシプ死刑囚はチキンステーキのマッシュポテト添えやウェンディーズのハンバーガーなど5品を頼んだ。
(2015年10月1日号掲載)