ケンタッキー州の郡職員、同性婚届に拒否
連邦最高裁の判決より自らの信仰優先
2015年9月3日
ケンタッキー州で今年6月、連邦最高裁が同性婚を認める判決を出して以来、ケンタッキー州ローワン郡の女性職員が婚姻証明書の発行を拒み続けている。
キリスト教の信仰を優先し「良心を曲げることはできない」と主張、法律に基づく婚姻の権利を求める同性カップルの前に立ちはだかっている。
女性職員はローワン郡で婚姻証明書の発行権限を持つキム・デービスさん (49)。
37年間勤めた母親の後を継ぎ、昨年11月に現在の職に就いた。
同郡事務所には27年間勤務している。
9月1日朝、同郡の男性カップルが婚姻証明書の発行を求めて郡事務所を訪れたが、デービスさんに拒まれた。
最高裁判決以降、このカップルが婚姻届を受理されなかったのは4回目。
デービスさんに対しては、証明書を発行されなかった数組のカップルが提訴。
連邦最高裁が8月31日、宗教上の理由で発行を拒むことはできないとする判断を示した。
しかし、デービスさんは「神の権限だ」 としてその判断にも従わない。
デービスさんは1日、「神が定めた形にそぐわない婚姻の証明書を自分の名前で発行することは良心に背く。
信教の自由は憲法で保障されている」 とする声明を発表。
婚姻届は他の郡で受理が可能だと述べ、徹底抗戦の構えを示している。
(2015年9月16日掲載)