三菱航空機「MRJ」 10月後半にも初飛行
受注拡大に期待、日米での飛行試験要
2015年8月31日
三菱航空機が開発する小型ジェット旅客機「MRJ」 の初飛行が10月後半に実施されることになった。
MRJはこれまで飛行実績がなかっただけに、初飛行が実現すれば受注拡大に弾みもつきそうだ。
MRJは日本国内外の航空会社から計407機を受注、小型ジェット旅客機の採算ラインとされる400機を若干上回っている。
だが、開発計画の延期が相次ぎ、研究開発費や人件費などコストも膨らんでおり、「事業を継続していくには受注の新規獲得が不可欠」 (航空業界関係者) だ。
MRJは6月、フランスで開かれた「パリ国際航空ショー」で新たな受注がなかったものの、森本浩通社長は「MRJが飛べば、受注は増える」と自信を見せていた。
ただ、初飛行後も日米で飛行試験を重ねる必要があり、国土交通省から機体の安全性を認証される「型式証明」を2017年前半までに取得する必要がある。
2017年4~6月にANAホールディングスに初納入する「期限」 も設けられているからだ。
世界規模で需要が見込める小型旅客機の開発競争がメーカー間で激化する中で、MRJは初飛行という機体開発の最終局面を迎えた。
(2015年9月16日掲載)