日本人元妻が連れ出した娘の養育権
米国男性が東京家裁に審判申し立て
2015年7月9日
日本人の元妻が2003年に連れて家を出た長女 (12) の養育権と引き渡しを求め、米国人男性 (48) が東京家裁に審判を申し立てていたことが分かった。
男性の代理人弁護士によると、元妻は2007年に亡くなり、長女の祖母が後見人となった。
第1回審判が7月9日にあり、祖母側は争う姿勢を示した。
代理人は「母親がいなければ当然父親が育てるべきで、それ以外が養育権を持つことはあり得ない。
海外では子の連れ去りに関心が高く、国際問題に発展しないよう、家裁には親子関係を重視した判断を求めたい」と話している。
申し立てによると、男性は軍人で、神奈川県内で勤務していた2002年10月に長女が生まれた。
元妻は2003年に長女を連れて家を出て、2006年に離婚。
親権は元妻が持っていた。
男性は長女との面会を求めているが、数回しか会えていない。
代理人を通じ「家族の結びつきを取り戻したい」とコメントした。
日本は昨年4月、国境を越えて連れ去られた子どもの取り扱いを定めたハーグ条約に加盟したが、今回のケースは加盟前で対象にならない。
(2015年8月1日号掲載)