Tuesday, 31 March 2026

米経済の堅調な成長を予測

米経済の堅調な成長を予測、利上げ開始は今年後半?

インフレ目標達成は来年末、サンフランシスコ連銀総裁語る

2015年6月20日


interest rateサンフランシスコ連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は6月19日、サンフランシスコで講演し、米経済は堅調な成長を続けるとして「今年が利上げ開始の年になる」との見方を示した。

利上げを必要以上に先送りすることで経済が過熱するリスクを懸念。

「より早期に始め、より緩やかに進めていくのが安全な道筋」と指摘した。

一方、物価が上がらないことは懸念材料だとし 「2%物価達成への確信がもっと強まるまで (利上げに関しては) 模様眺めを続けていく」と、今後の経済指標を慎重に見極める姿勢を示した。

マイナス成長となった1〜3月期の実質国内総生産 (GDP) については「お粗末ながら見た目ほど悪くはない」と述べ、季節要因を排除すれば1.5%程度の成長だったとの見方を示した。

その後、個人消費は持ち直しており、経済は堅調な回復軌道にあると指摘。

「今後数四半期は平均2.75%程度の成長」になると予想した。2016年は 「より持続可能なペースへと減速する」とした。

雇用については、底堅く持続的な改善が一貫して示されていると強調。

新規就業者数が伸びているだけでなく、正規雇用やより高給な職への雇用が増えており、質も改善していると評価した。

こうした状況からみて、今年末までには失業率は自身が自然失業率と見込む5.2%にまで低下するとした。

また、賃金の上昇も「労働市場の前向きな兆し」 と強調。

政策目標である2%の物価上昇に見合う賃金の上昇は3.0〜3.5%だとし、「(その実現を) 目の当たりにしようとしている」と述べた。

物価に関しては、経済が正常な状態に近づけば、インフレが上昇基調へと戻り始めるはずだが、まだ現実にはその動きは見られないと説明。

「インフレ指標の内容はひどくもないが好ましくもない」とした上で、総合的に考えると「来年末までにはインフレ目標が達成される」と予想した。




(2015年7月16日号掲載)