電子ごみ、2014年廃棄量4000万トン超
日本は世界3位有害物質汚染に懸念
2015年5月13日
2014年に世界中で廃棄されたコンピューターや携帯電話、家庭用電子機器など、有害物質を含むことが問題となっている 「電子ごみ」の量が推計4180万トンに上り、毎年増加傾向にあるとの調査報告書を国連大学のグループが発表した。
2018年には5000万トンに達するとみられる。
約180の国と地域ごとに発生量を詳細に調べた初めての研究だとされており、日本は220万トンで、米国の707万トン、中国の603万トンに次ぐ世界で3番目の多さだった。
グループは260種類の電子機器の生産や輸出、廃棄量に関する統計や機器の寿命などから、電子ごみの発生量を国ごとに推計。
「電子ごみには鉛や水銀、カドミウムなど多くの有害物質が含まれるが、回収やリサイクルが行われてない国が多い」と指摘。
「適切な処分を進めるための制度の充実が課題だ」としている。
世界の2014年の発生量は、電子レンジやビデオカメラなどの家電が1280万トン、携帯電話やパソコンなどが300万トンで総量は4180万トン。
この中には220万トンの鉛ガラスや30万トンのバッテリーなど有害物質を含むものが多く、成層圏のオゾン層を破壊し、強力な温室効果ガスでもあるフロンガスも4400トン含まれているという。
(2015年6月1日号掲載)