Friday, 03 April 2026

シャープ、太陽光事業の米子会社売却へ

シャープ、太陽光事業の米子会社売却へ

リカレント・エナジー、カナダ企業に


2015年2月3日


sharp subsidiaryシャープは2月3日、北米中心に太陽光発電所の開発などを手掛ける子会社のリカレント・エナジー (サンフランシスコ) を、カナダの太陽光パネル大手カナディアン・ソーラーに3月に売却すると発表した。

売却額は304億円。

リカレント社はシャープが北米での発電事業に参入するため2010年に完全子会社化された。

シャープは、既に米国と英国で太陽電池の生産を終了。

イタリアの電力大手ENEL (エネル) グループとは太陽光事業で合弁を解消しており、欧米で太陽光事業からの撤退が完了する。

また、半導体大手ルネサスエレクトロニクスの子会社ルネサスエスピードライバ (東京) の保有株を米IT企業に売却したことも発表した。

シャープの高橋興三社長 (*写真) は記者会見で「2015年3月期連結業績が公表値を大きく下回る見込みとなり、責任を重く受け止めている。

業績回復に不退転の決意で臨む」と語った。

さらに「タブレット端末など中型の高精細液晶 (の需要) が伸びていない。中国ではスマートフォン向けの在庫が過剰。中国南部での営業強化に努めて、来年に向けて伸ばしていきたい」としている。

海外の液晶テレビ事業については、「競争激化により米国では大型テレビの価格が下落している。

機種を高付加価値の商品に絞り込む」と語り、開発コストと営業部門のスリム化も視野に入れている。


(2015年2月16日号掲載)