Saturday, 04 April 2026

米国内のエボラ出血熱、パニック沈静化

米国内のエボラ出血熱、パニック沈静化

手厚い医療で回復、交通機関から感染出ず


ebora reliefエボラ出血熱の感染を恐れる米国のパニック状態が沈静化してきた。

感染した看護師や医師が公共交通機関を使ったものの、不特定多数に感染が広がっていない点が大きい。

米国内の病院で死亡したリベリア人男性以外は、迅速な隔離と手厚い医療で回復している。

リベリア人のエリック・ダンカン氏を治療したテキサス州の病院で感染した看護師アンバー・ビンソンさんは11月6日、全米ネットワークのTVインタビューで「(防護服の着脱など) 十分な事前の訓練がなかった」と認めた。

病院はダンカンさんを当初誤診。

別の看護師も感染したが、看護師2人は回復した。

これら感染した3人と接触した計177人の健康観察は7日で終了した。

ビンソンさんは症状が出る直前の10月中旬に、オハイオ州との間を空路で往復したことが全米を不安に陥れたが、感染は広がっていない。

インタビューでは「症状がなかったのに感染するはずがない」と言い切った。

10月24日に感染が確認されたNYの医師クレイグ・スペンサー氏も発症直前に地下鉄やレストランを利用した。

西アフリカから戻った医療関係者の強制隔離を各州当局が打ち出す騒ぎになったが、まだ感染拡大はない。




(2014年12月1日号掲載)