米自動車大手 BIG 3、再び株式市場に
サブタイトルクライスラー親会社上場、GM、フォードに並ぶ
2014年10月14日
イタリアのフィアットや米クライスラーを傘下に持つ欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ (FCA) が10月13日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。
FCAは販売台数で世界第7位の自動車メーカー。
かつて上場企業だったクライスラーの事実上の復帰により、ゼネラル・モーターズ (GM)、フォード・モーターを加えた米自動車大手3社 (ビッグスリー) が米株式市場に再びそろった。
米政府の金融危機対応で公的支援を受けたクライスラーとGMが立ち直り、米自動車産業界の復活が鮮明になった形だ。
両社は燃費効率の向上や環境技術の開発で後れを取り、2000年代に販売が低迷。2009年に経営破綻した。
GMは2010年に再上場し、クライスラーは資本提携したフィアットの主導で再建。
今年1月、同社の完全子会社となった。
FCAは景気低迷が続く欧州の事業が振るわない中で、傘下のクライスラーが業績を支える経営基盤を確立。
今後は世界的な販売拡大路線を目指す方針だが、トヨタ自動車をはじめ上位陣に対し出遅れた新興国開拓が鍵を握る。
FCAは年間販売台数を2018年に700万台と、2013年より約6割引き上げる経営計画を掲げる。
(2014年11月1日号掲載)