Monday, 06 April 2026

遠隔操作で自動運転乗用車の乗っ取りも

遠隔操作で自動運転乗用車の乗っ取りも

ラスベガス開催のハッカー国際会議で警鐘

2014年8月21日


car hacking自動運転中の乗用車が遠隔操作で乗っ取られる —— 。

そんなSF映画のような犯罪が現実に起きるかもしれない。

ラスベガスで8月に開催されたハッカーに関する世界最大級の国際会議 「ブラックハットUSA」 で、新たなサイバー攻撃の危険に注目が集まった。

 
会場では、車が前方の障害物をセンサーで感知すると衝突を回避するため自動的に停止する機能を遠隔操作で妨害する実験を紹介。

路上に積み上げられた段ボール箱の手前で停止するはずの車が、スピードを緩めないまま突っ込む映像が映し出されると会場から驚きの声が上がった。


「車の性能が高度になるほど、安全の問題も増える」との警鐘。サイバー問題の専門家は自動車業界で広く採用されているアクセルやブレーキ、エンジン回転数などの情報を伝える車内の回線は「不正な侵入を想定していない古い技術だ」と指摘する。

 
本格的な無線機能を搭載した車種の登場や、ハンドル操作なしで自動的に駐車できるような技術が進歩していることも、リスクを高める要因だと指摘している。

ハッキングを回避するには車内回線の信号を暗号化したり、外部との通信を制御するファイアウオール (安全隔壁) を搭載したりすることが効果的な対策となるという。


(2014年9月16日掲載)