2021年11月11日
海上自衛隊は11月5日、事実上の空母化に向けて改修予定のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」と、米海軍の原子力空母カール・ビンソンが南シナ海で10月29日~11月4日の1週間にわたり共同訓練をしたと発表した。
日米は海自最大級の艦艇と空母を投入し、南シナ海で領有権を主張する中国を牽 (けん) 制する狙いがあるとみられる。
海上自衛隊によると、海自からは「かが」と「むらさめ」、米海軍は「カール・ビンソン」に加え、巡洋艦2隻と駆逐艦1隻が参加し、戦術訓練を行った。
カール・ビンソンはサンディエゴが母港。
8月、神奈川県の米海軍横須賀基地に寄港した後、西太平洋やインド洋に展開した。
10月には沖縄南西で米原子力空母ロナルド・レーガン、英空母クイーン・エリザベス、海自護衛艦「いせ」と共同訓練。
さらに、インド沖ベンガル湾で、英国やオーストラリアも交えて「かが」と訓練していた。
米国は台湾周辺や東・南シナ海で威圧的に振るまう中国を抑止し、「ルールに基づく国際秩序」を守り抜く上で連携を重視。
バイデン大統領もこれまでに「協力強化に向けて岸田首相と緊密に協力するのが楽しみだ」と表明している。
日米同盟のほか、オーストラリアとインドを含めた4か国の協力枠組み「クアッド」 (QUAD) の強化、「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進を目指す方針だ。
*Picture: U.S. Navy Photo
(2021年12月1日号掲載)