Saturday, 04 April 2026

未接種者にデルタ株大流行か、新規入院の97% SD郡の14万人以上、2回目のワクチン期限過ぎ

2021年7月22日

米疾病対策センター (CDC) のロシェル・ワレンスキー所長は7月16日の記者会見で、新型コロナウイルスの中でも感染力の強いデルタ株が米国内で広がり、「ワクチンを接種していない人の間で大流行が起きつつある」と警告した。

新規入院患者の97%余りが未接種だとし「ワクチンで防げる入院や死亡が続くのは最大の懸念だ」と述べ、接種を訴えた。

米国ではインドで見つかったデルタ株が急速に広がり、CDCは新規感染者の約58%を占めると推計。

ワクチン接種率の低い地域を中心に感染が拡大しており、1日当たりの新規感染者は3万人前後にぶり返した。

最近1週間で7割近く増加し、入院や死亡も増えている。
 

全人口の約48%が必要な回数のワクチン接種を終えたが、接種率は伸び悩んでいる。


ロサンゼルス郡保健当局は7月15日、インド由来のデルタ株が広がり、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることから、ワクチン接種を完了したかどうかに関わらず、屋内でのマスク着用を7月17日深夜から再度義務づけると発表した。

サンディエゴ郡保健福祉課はワクチン接種者を含む全ての人に屋内でのマスク着用義務を免除しているが、今後数週間で感染者数が増加する可能性があるとして、ワクチン接種後も屋内でマスクを着用することを推奨している。


サンディエゴ郡保健福祉課は7月8日、ファイザー社またはモデルナ社のCovid-19ワクチンの初回接種を受けた14万人以上の郡内在住者が2回目の接種を受ける期限を過ぎていることを明らかにした。

この報告は、感染力の高いデルタ型コロナウイルスが米国で急速に蔓 (まん) 延している事実を警戒したもので、他の変異株に比べて若年層に重症化しやすく、喫緊の課題として、期間内での完全接種を徹底化したいとの思いが込められている。

サンディエゴ郡当局の保健担当者によると、ファイザー社やモデナ社のワクチンを1回接種しても、特にデルタ型に対しては病気から人々を守る効果は著しく低いという。

推奨される接種間隔はファイザーは3週間モデルナは4週間

初回接種からの期限が過ぎたとしても、まず2回目を終了させることが肝要だという。

サンディエゴ郡の看護師長デニス・フォスター氏は「ワクチンを1回接種しただけでは、米国で最も流行している感染力の強いデルタ型に対して33%の効果しかない。ウイルスに感染したり広めたりするリスクを減らすために、2回目の接種時期が過ぎても、できる限り早く接種を完了すべき」と伝えている。

サンディエゴ郡当局が7月7日に発表したデータでは、今年1月1日以降、新型コロナ感染者は、ワクチンを接種していない、あるいは1回だけ接種を済ませた住民に集中している。

その割合は死者の99.80%入院者の99.88%症例の99.10%を占めている。

2021年元日から7月6日まで郡内ではCovid-19による合計1,219人の死者が報告されているが、2回のワクチン接種を完了して死亡したのは3人のみだった。


12歳以上は無料でCovid-19ワクチンを接種できる。

サンディエゴ郡内のワクチン接種場所と受付時間は coronavirus-sd.com/vaccine へ。


Picture:© ChamelensEye / shutterstock.com


(2021年8月1号掲載)