12/31/2020
新型コロナウイルスによる世界の死者が12月31日までに、ジョンズ・ホプキンズ大の集計で180万人を超えた。
欧州や米国など世界各地での急激な感染再拡大を背景に、被害拡大に歯止めがかからない状況が続く。
世界の累計感染者数は8,300万人を突破。
国別の感染者数は米国が約1,990万人で最多。
世界全体の死者数は9月末に100万人を超えてから3か月で80万人増加。
最多死者数も米国で35万人に迫る。
感染者の急増に加え、死者の増加ペースも上がっており、一層の感染予防対策とワクチン接種が喫緊の課題に。
感染対策を軽視するトランプ政権下で集団感染が多発しており、米疾病対策センター (CDC) のレッドフィールド所長は「2021年2月までに死者は45万人近くになる恐れがある」と指摘。
「(この冬場が) 米国の公衆衛生史上最も困難な時期になる」 と警戒感を強めている。
一方で、CDCは12月2日、新型コロナ感染者と濃厚接触した人に求める自主隔離の期間を無症状の場合は10日間、検査で陰性なら7日間に短縮する指針を改定した。
従来は感染から発症までの潜伏期間を基に14日間の隔離を求めていたが、期間を短縮してもウイルスを広げるリスクは小さいと判断。
隔離期間に働けず収入が減ることも問題視されていた。
また、CDCの諮問委員会は1日、新型コロナ感染症のワクチンが実用化された場合、医療従事者と高齢者施設など、長期療養施設の入所者への接種を最優先にすべきだとの提言をまとめた。
米国ではファイザーとモデルナが食品医薬品局 (FDA) にワクチンの緊急使用許可を申請し、12月半ばから順次接種が始まった。
実際の優先順位は各州が決めることになる。
委員会は今後、次の段階の接種対象者を提言する予定で、警察官や消防士、一般の高齢者、持病のある人などが検討対象になる見込みだ。
カリフォルニア州公衆衛生局 (CDPH) が12月31日に発表した統計によると、州内の累計感染者数は約222万人で累計死者数は25,000人に迫る。
ニューソム知事は12月初旬、州内の感染者と入院者が急増している事態を重視し、地域ごとに厳しい外出制限を課する方針を表明。
現時点で具体的な防止対策を実行しなければ「医療体制の崩壊を招きかねず、死亡率も上昇の一途をたどる」と危機感を露わにし、同知事が3月に州全体に発令したロックダウン (都市封鎖) に準ずる措置 (Regional Stay at Home Order) に踏み切った。
12月7日 (月) から最低3週間の期限で外出制限令が適用されたが、状況改善の見通しが立たず、その後も無期限で延長されている。
CA州公衆衛生局の発表では、CA州を5地域に分けた場合、サンフランシスコ地区 (ベイエリア) を除く4地域における集中治療室 (ICU) の空床率が0%近くに落ち込んでいる。
Regional Stay at Home Order の内容は以下の通り。
◆外出制限令下での屋内外営業停止:バー、ワイナリー、美容室/理容室、個人向けサービス業 他。
◆外出制限令下での条件付き営業/オープン可:既にオープンしている学校、生活基盤に不可欠なビジネス (*グローサリーストアなどの小売業は収容率20%以内)、レストランはテイクアウト/デリバリーに限る。
◆原則的に一般市民は「自宅待機」の期間として行動を控えることが求められる。
◆医療機関での受診、生活必需品の買い物、健康維持目的のアウトドアでの運動などは例外的に認められる。
◆外出制限令の延長、解除については州当局が決定する。
サンディエゴ郡保健福祉課の最新統計によると、郡内の累計死者数は1,472人 (12月31日)。
感謝祭ウイーク後から新規感染者数が急増し、12月後半は1日2,000~3,500人台で推移している。