2021年4月21日
4月19日、新型コロナウイルスワクチン接種の優先順位の制限が全ての州でなくなり、対象者が16歳以上の全員に拡大した。
米疾病対策センター (CDC) によると、人口の約4割、65歳以上では8割を超える人が1回以上接種した。
バイデン政権はさらなる普及を急いでいる。
政権の新型コロナ対策チームによると、接種会場を増やすなどした結果、最近の1日当たりの接種は300万回以上となっている。
政権発足100日となる4月末までに2億回の接種を目標に掲げており、順調なら数日中に達成する見通し。
ただ、ミシガン州など一部地域では流行が深刻化し、全米でも新規感染者や死者が再び増加傾向にある。
感染力が強いとされる英国由来の変異株が主流になっており、ワレンスキCDC所長は19日の記者会見で「この公衆衛生の危機を脱するためにワクチンを接種してほしい」と呼びかけた。
米国務省は4月19日、世界的な新型コロナウイルスの感染リスクが続いているとして、4段階の渡航警戒レベルのうち最も厳しい「渡航中止・退避勧告」 (レベル4) の対象国を大幅に拡大すると発表した。
約8割の国が対象になるとしているが、日本が含まれるかどうかは不明。
現在は34の国・地域がレベル4となっている。
国務省は渡航禁止拡大の理由について、国務省のシステムにCDCの疫学的分析をより反映させるもので「対象国の感染状況を再評価するものではない」と説明した。
国務省は昨年3月、新型コロナの感染拡大阻止のため全世界への渡航中止勧告を発令。
昨年8月に国・地域別に判断する方針に切り替え、日本は2番目に厳しい「渡航を再検討」 (レベル3) に引き下げられた。
SD郡の新規感染者、死者、ICU搬送者が減少
サンディエゴ郡保健福祉課発表の4月21日統計によると、郡内の累計感染者数は27万5,368人。累計死亡者数は3,674人だった。
カリフォルニア州当局が規定した「ビジネス制限レベル」が 4月7日に 「オレンジ」 (Tier 3) に緩和されてから2週間が経過。
レストラン、バー、醸造所、蒸留所、ワイナリーの屋内営業禁止措置が解除され、人出増加の影響で感染者数の再上昇が懸念されたが、直近14日間の1日感染者数で300人を超えたのは3日のみで、100人台も3日あり、押しなべて抑制傾向にある (1日平均245.5人)。
また、 直近14日間の1日死者数も平均6.6人と減少。
4月18日~20日は3日連続で死者数0を記録した。
集中治療室 (ICU) 搬送者数も1日平均1.28人とペースが大幅にダウンしている。
人口10万人あたりの1日新規感染者数は6.1人だが、4月初めに州の規則が変更されたため、入院率が上昇するか、その他の指標が急上昇しない限り、サンディエゴ郡が「レッド」 (Tier 2) に逆戻りすることはなさそうだ。
(2021年5月1日号掲載)