カリフォルニア初の公開作品 1870〜1930年代の傑作60+
Monet to Matisse
2022/8/7 (日) まで
San Diego Museum of Art
https://bit.ly/3psdsiH
本展で展示される素晴らしい作品は、アルゼンチン系フランス人の作家であり音楽家でもあったジョルジュ・ベンベルグ(1915-2011)が、ヨーロッパで最も優れた美術品コレクションを収集したものだ。
現在、このコレクションは、フランスのトゥールーズにあるオテル・ダセザに保管されている。
本展は、フランスにあるベンベルグ財団の印象派コレクションが、カリフォルニアに巡回する初めての機会となる。
モネからマティスへ」は、米国で2回しか開催されない展覧会の一つだ。
ベンベルグ財団のコレクションは、19世紀末から20世紀初頭にかけての前衛的な動きと、クラーナハからカナレットまでの巨匠のコレクションで知られ、最近当館で開催された展覧会でも共有されている。
特に印象派、ポスト印象派、そして関連する点描画やフォーヴィスムなどの運動は、本展で主要な作品によって強調されている。
ジョルジュ・ベンベルグは、ハーバード大学の学生時代、ニューヨークを訪れた際に、カミーユ・ピサロの作品を初めて購入し、幸先のよいスタートを切った。
ピサロは、印象派の「学長」と呼ばれた批評家ジョン・リワルドに共鳴したのだろう。
ピサロもまた、ベンベルグと同様、カリブ海のデンマーク領セント・トーマス(現アメリカ領ヴァージン諸島)で生まれ、フランスを養家として熱烈に受け入れている。
ベンベルグは、モネ、モリゾ、セザンヌから、マティス、ラウル・デュフィ、ボナールまで、印象派、ポスト印象派の巨匠を集めた。
ポール・ゴーギャン、ゴッホ、日本の版画の影響を受けたモダニスト集団「レ・ナビ」の共同創設者であるボナールの作品30点以上を所蔵しているのである。
真のヒューマニスト、ポリマニストであったベンベルグは、ピエール・ボナールやポール・セリュジエといったレ・ナビの人物たちが体現する多様な興味やインスピレーションを深く理解していたのだ。
チケット:
大人 $25
シニア $20
軍関係者 $15
大学 $13
子供(7-17歳)$5
注意:今回の展示の設置に特別にスタッフとロジスティックスが必要とされるため、非会員(7歳以上)は追加料金(5ドル)がかかる。会員は入場無料。